こんにちは。
5月のような気持ちの良いお天気が続いておりますね。
桜の開花が早かった今年ですが、薔薇の開花もとても早くベランダではオールドローズが開花し、良い香りが漂っております。
本日は、アンティークロレックスをご紹介いたします。
小ぶりのラウンドケースをダイヤモンドで縁取りしゴールドのブレスレットと、レディースアンティークウォッチの中でも正統派デザインの品です。
一見シンプルに思えるデザインですが、細やかな部分に気を使い、時計の美しさが引き出されるお作りとなっております。
まずは、こちらの文字盤、良く見ていただくと細かな格子状のテクスチャーが刻まれてゴールドベースのデザインに柔らかな印象を添えております。
色味も真っ白ではなく、ごく淡いシャンパンカラーで、時計の顔立ちを優しい雰囲気にしてくれます。
そして注目のダイヤモンド。
華やかな取り巻きのダイヤモンドセッティングですが、風防ガラスと高さを揃え、ダイヤモンドを留める爪のひっかかりが最小限になるように加工されています。
その様な中でも、ダイヤモンドの美しさを引き出す石座作りがなされているのが特徴です。
拡大してみると、このようにダイヤモンドが宙に浮くように爪が持ち上げており、横からだけでなく下からも光が取り入れられるようなダイヤモンドのセッティングとなっております。
また、ダイヤモンドの透明感を際立たせるため、石座は銀色の作りとなっているのも特徴ですね。
時計のベースと同じ金色にするとどうしてもダイヤモンドに干渉してしまい、黄味がかった印象になってしまうのですが、銀色にすることでダイヤモンドの無色透明の美しさはそのままに、ゴールドの華やかさが楽しめます。
ダイヤモンドの輝きを引き出す工夫はブレスレットにも。
ブレスレットからクラスプまで艶消しの仕上げを施し、輝きとのコントラストがよりダイヤモンドを引き立てるようになっています。
この艶消しのテクスチャーは独特で、とても細かな溝をタガネで掬ったように刻むことで、全体の印象としてはマットだけれど、光の加減に合わせてちらちらと輝く、金糸の刺繍のような仕上がりとなるのです。
少しざらっとしたブレスレットの感触ですが、裏面は艶のある鏡面仕上げとなっております。
その為、肌当たりはとても滑らかで気持ちの良い着用感となっております。
ともすると派手な印象になってしまうイエローゴールドを、細部に施された細やかな工夫で上品に仕上げております。
時計単体でも素敵な品ですが、肌の上で見るのが一番素敵です。
ぱっと手元を明るく彩るこちらの一本、お店にお立ち寄りの際はぜひお試し下さいませ。
商品No.D6650 ROLEX
1960年代
18KYG/ダイヤモンド
SOLD
by A.I