シェルマン バーニーズニューヨーク銀座店では
8月22日までダイヤモンドウォッチフェアを開催中です💎
眺めるだけでも気持ちの盛り上がる素敵なアイテムを集めて、皆様のご来店をお待ちしております。

本日はダイヤモンドのセッティング、石留の種類をご紹介して参ります。

まずは、爪留め、一番イメージされやすく知名度も高い技法ですね。

ダイヤモンドの座りとなる枠に細い柱を作りその先端を爪として、ダイヤモンドの端に掛けることで留める技法です。
爪の大きさや形状は様々ですが、時計の場合は目立たないよう小さく作られていることが多いです。
ダイヤモンドに干渉する地金が少ないため、多くの光が取り込まれ、明るく輝くセッティングとなります。

爪にお洋服などが引っ掛かることもあるので着用時に気を付ける点もありますが、ダイヤモンドの魅力が映える留め方です。

続いては、覆輪留め




字の通りダイヤモンドの周りを地金で覆うように包む留め方です。
上手なセッティングたと1粒が際立ち、ダイヤモンドがより大きく感じられます。
爪留めと違って、高さを出したデザインでも引っ掛かり無くご使用いただけるのもポイントです。

同じように、引っ掛からずに滑らかなセッティングとなるのがレール留め

主にバゲット、スクエア等の角型のダイヤモンドに使われる留め方です。
面を揃えながら連ねた縁を押さえていきます。
角型のダイヤモンドが持つ涼し気な印象を損ねずに仕上がりますね。
シンプルなラインですが、枠とダイヤモンドの合わせをきちっとしなければいけないので、爪留めや覆輪留め以上の技術を要します。


そしてメレダイヤモンドを中心に使われる彫留め

土台となる地金を、彫刻刀のようなタガネという工具で掘り下げ、ダイヤモンドを留めるための小さな爪を起こして留めていきます。
小さなダイヤモンドを無数にセットしていく繊細な作業は、専門の職人が行う事の多い仕事です。
0.1㎜以下の調整をしながらダイヤモンドの位置や高さを揃えて留め上げていきます。

指輪などでよく見られるパヴェ留も彫留めの一種です。

石畳(パヴェ)を意味するように、敷き詰められたダイヤモンドがまばゆい仕上がりです。


そのままでは身に着けることは出来ないダイヤモンドが、デザイナー、職人の手を経て美しい時計へと仕立てられていきます。
50年から100年前に作られた時計が今もこんなに素敵に見えるなんてと、当時の美意識の高さを深く感じることが出来るのもアンティークウォッチの魅力のひとつです。

by A.I

シェルマン BARNEYS NEW YORK店
銀座・BARNEYS NEW YORK店 店内

東京都中央区銀座6-8-7
バーニーズ ニューヨーク銀座本店1F 時計コーナー
TEL 03-3289-8989(時計コーナー)

ROLEX(ロレックス)OMEGA(オメガ)などアンティークウォッチはオンラインショップからもお求めいただけます