パテックフィリップムーブメント 1920年代

皆様こんにちは。

初回に引き続き今回もアールデコの装飾がすばらしい
こちらの時計をご紹介いたします。

パテックフィリップムーブメント 1920年代

商品No.A14043 パテックフィリップムーブメント 1920年代
PT ダイヤモンド 
SOLD

最もアンティークらしさを楽しむには、1920年代から30年代に作られた時計をお勧めします。
アールデコファッションが主流になるに伴い、建築や装飾にも直線的な
幾何学模様が多数取り入られるようになりました。
時計も然りでこの時代の特徴を色濃く反映したデザインが多用されるようになりました。

パテックフィリップムーブメント 1920年代

縦長のシルエットに、全数字インデックス、レールウェイに青針と
この年代を象徴する装飾が多数用いられています。
ケースに対して文字盤は小さめですが、白文字盤に全数字のインデックスが視認性を高めてくれます。

文字盤を覆うダイヤモンドの配列は縦・横の配列で規則的な幾何学模様となっています。
長角のケースは角が鋭角になっているものが多いですが、こちらケースの角に丸み持たせているため、
着用した時に女性らしさがより引き立てられます。

パテックフィリップムーブメント 1920年代

上下にセッティングされたマーキスカットのダイヤモンドが目を惹きます。
直線的なダイヤモンドの配列にマーキスダイヤモンドを置く事で単調にならずダイヤモンドの存在をより高めてくれます。
その周りは隙間があり、一見するとダイヤモンドが浮いているように見えます。
よく見てみると、ダイヤモンドは4つの点で支えられています。
この時代のジュエリーにも多く見られるプラチナならではの技法が用いられています。
ダイヤの周りを取り囲むミルグレインも職人がひとつひとつ端正に打ち付けたもので
手間をかけて作られたものであることがお分かりいただけると思います。

パテックフィリップムーブメント 1920年代

リューズにはお花のモチーフが刻まれています。
花びらのひだや雄しべなど、細部に至るところにも職人による繊細な装飾が楽しめます。
立体的な花びらは、今まさにつぼみから花を咲かせた瞬間を忠実に再現しているかのようです。
サイドにはリーフ模様が規則的に刻まれています。

パテックフィリップムーブメント 1920年代

裏蓋にもサイドと同じリーフ模様が刻まれています。
着用時には見えない部分にも手を抜かない、当時の職人の意識の高さと心意気が感じられます。

パテックフィリップムーブメント 1920年代

革ベルトはクロコダイルのブラックが装着されています。
当時はおそらくグログランリボンが着けられていたと思われます。

実用品としてよりも、装飾品として一部の富裕層しか持つことができなかった時代の腕時計。
当時どのような方が手にしていたのでしょう。それはこの時計にしか分かりませんが、
今日に至るまでの数々のストーリーがこの時計には秘められていることでしょう。

by M.U

シェルマン BARNEYS NEW YORK店
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