今回入荷したのは50年代のヴァシュロン・コンスタンタン。
アンティークウォッチをご覧いただく際「これは何年代の~」とご説明を受ける事があるかと思いますが、生まれる前の方が大半だと思いますので、なんとなく「そんな古いの物なのか」だけで解釈してしまいがちですが、それがどんな時代か知っていただく事でよりアンティークウォッチの世界観をお楽しみいただけるのでは。と思い果たして1950年代がどんな時代だったかイメージない方の為に少しご説明をさせてください。

1951年初のプロ野球TV放映が始まり、1953年には紅白歌合戦が始まった年みたいです。
では気になる懐事情はというと、日本における大卒の給料は1950年頃は4,223円、1959年ごろには倍以上である10,200円だったそうです。
ちなみにだいぶ後年の話になりますが67年頃のヴァシュロンのカタログで当時の定価確認すると、メンズは軒並み1000ドル超え。(もちろんもっと高価なモデルも沢山あります)
当時は1ドルが360円の時代で現在の紙幣価値としては1ドル1500円~1800円程だとか。
仮に紙幣価値を1500円で計算したとして1000ドルだと150万円になります。
日本の当時の大卒初任給は約3万6000円。購入するには約4年分の給料が必要という計算になります。
それに加えて当時はまだ大学の進学率も今より当然低い時代。
そう考えるといかにヴァシュロンが高級品だったかがお分かりいただけると思います。
前置きが長くなりましたがそれでは見ていきましょう。

ロゴ部分とスモールセコンドのクロスライン共に美しい象嵌仕上げ。
バーハンドに12、3、6、9、は楔インデックスで他はバーです。
そして個人的に大好きなパールドット。これぞドレスウォッチですね。

脚の短いラグも特徴的ですね。
端正な顔つきでありながらも短いラグにすることで可愛らしくもあります。

ケースバックは金錆が浮くほどのコンディション。
長年どこかで大切に保管されていたのでしょうか。

ロゴの立体感お分かりいただけるでしょうか。

腕乗りです。
手巻き33㎜なので薄く快適な着け心地です。
ラグが短いのも着け心地に一役買っていますね。

女性が着けるのも素敵です。
ケースサイズ33㎜は現代においてボーイズサイズとされることが多いです。
きっと時計が好きな男性に興味持たれる事間違いなしですね。

いかがでしょうか。
光を浴びた表情も実にエレガントです。


1950's Vacheron Constantin

 
ID:   D8165
Date:  1950's
Ref:   6179
Movement: Manual Winding
Material:   18KYG
Price: \858,000(税込)
Other: OHしてからのお渡しとなります。


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