オメガと私 その2

2022 SUMMER
VINTAGE OMEGA COLLECTION
開催中です。

今回は1970年代を回想したいと思います。
セイコーアストロンが発表されていわゆるクオーツショックがおこりスイスの時計産業が打撃を受けます。一方「デザインの70年代」と言われるように薄型戦争、精度戦争、デジタル時計の出現と面白い時代でした。1978年には成田空港が開港し海外旅行の幕開けとなります。当時はソ連上空を飛行できないためアンカレッジ経由でヨーロッパに行きます。現在もロシア上空が飛べないので当時同様給油で2時間程度飛行機から降ろされることでしょう。フランクフルト経由でロンドン ヒースロー空港に降り立ったのが最初の海外でした。アンカレッジにも免税店があり誘惑に負けてオメガ ジュネーブ 手巻きをゲットしたものです。

デジタル時計はカシオがカシオトロンを発表し「コンピューターウオッチ」を掲げ大々的に宣伝をしていました。その後セイコー、シチズン、リコーなどから続々発売され数字が液晶上でゆらゆらする様をいつまでも眺めていたものです。価格も3万円からであのオメガもデジタル時計を数種類発表しました。とても高かったですよ。流石にパテック・フィリップ、ロレックスはクオーツムーブメントモデルを発表しましたが流石にデジタル時計に手を染めませんでした。別の意味でオメガが斬新ですね。

筆者も当時買えなかった憧れのSEIKO デジタルLCのデッドストックを手に入れました。数字の変わる様は今でも不思議ですし当時のデザインはかっこいいですよね。

また住宅事情も当時は一戸建てが多く空前のオーディオブーム。最後のアナログ全盛期でした。FM放送のエアチェック、カセットデッキ、ラジカセ、オープンリールデッキなど懐かしい方も多くいらっしゃると思います。今でも使えますが我が家のオブジェとしてあるAKAIのデッキです。この頃では再びレコードが復活しアナログオーディオが脚光を浴びているようです。

レディースの70年代のオメガはラグジュアリー系とジュネーブシリーズが健在で当時のカタログを見てもやはり日本人の憧れのブランドでありました。

お問い合わせ管理番号:D7010
1970年代 14KYG
Ref-HH7928 Cal-1100
価格:462,000円 税込み

お問い合わせ管理番号:D6823
1970年代 18KWG
Ref- Cal-485
価格:176,000円 税込み

デザインの70年代でオメガはやはり面白いカラフルなモデルを多く発表しています。ジュネーブ ダイナミックや上画像のフライトマスターのようにオメガの独特なデザインワールドが展開します。伝統的なデザインも良いのですがケース、文字盤のデザインが豊富な70年代も今となっては新鮮ですね。

お問合せ:TEL03-3289-8989 
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